自民vs民主の若返り度

2006年2月7日

目次

  1. 第44回衆院選
  2. 自由民主党(自民党)
  3. 民主党

1.第44回衆院選

2005年9月8日の参院本会議で「郵政民営化関連法案」が自民党議員の造反によって否決されたことを受けて、小泉首相は衆院解散を断行し、9月11日に第44回衆院選の投開票が行われた。
小泉首相は解散の理由について、「国会は郵政民営化は必要ないと判断した。今回の解散は『郵政解散』だ。郵政民営化に賛成してくれるのか、反対するのか、国民に問いたい」と述べた。

小泉首相は、造反議員の選挙区に対しては小池百合子氏(東京10区)、片山さつき氏(静岡7区)らを「刺客」として送り込み、無党派層の支持も得て絶対安定多数(269議席)を大きく上回る296議席を獲得、公明党と合わせた与党全体の議席は3分の2を超し、選挙は自民圧勝の結果に終わった。

本選挙では、自民党を追われ国民新党から広島6区で立候補した亀井静香氏に対して当時のライブドア社長:堀江貴文氏(ホリエモン、選挙は敗退、後の2006年1月23日に証券取引法違反違反容疑で逮捕)が無所属で立候補し注目を浴びたほか、自民党の阿部氏や武部氏が応援に駆けつけたため逮捕後に問題になった。また、小泉劇場小泉チルドレンヒラリーマンといった造語も流行した。

下表は、この選挙後に選出された自民党と民主党の主要な党役員とその年齢(2006年2月7日現在)の一覧表である。

2.自由民主党(自民党)

自民党役員の平均年齢
役職氏名生年月日年齢
総裁小泉 純一郎1942年1月8日63歳
幹事長武部 勤1941年5月1日64歳
総務会長久間 章生1940年12月4日64歳
政務調査会長中川 秀直1944年2月2日61歳
国会対策委員長細田 博之1944年4月5日61歳
幹事長代理
(兼 選挙対策総局長)
逢沢 一郎1954年6月10日51歳
総務局長遠藤 武彦1938年10月5日66歳
組織本部長谷津 義男1934年7月23日71歳
両院議員総会長山東 昭子1942年5月11日63歳
衆議院議員総会長保岡 興治1939年5月11日66歳
参議院議員会長青木 幹雄1934年6月8日71歳
参議院幹事長片山 虎之助1935年8月2日70歳
平均年齢63.6歳

3.民主党

民主党役員の平均年齢
役職氏名生年月日年齢
最高顧問羽田 孜1935年8月24日69歳
代表前原 誠司1962年4月30日43歳
幹事長鳩山 由紀夫1947年2月11日58歳
政策調査会長松本 剛明1959年4月25日46歳
国会対策委員長野田 佳彦1957年5月20日48歳
常任幹事会議長川端 達夫1945年1月24日60歳
選挙対策委員長安住 淳1962年1月17日43歳
幹事長代理玄葉 光一郎1964年5月20日41歳
総務局長平野 博文1949年3月19日56歳
役員室長細野 豪志1971年8月21日34歳
組織委員長大畠 章宏1947年10月5日58歳
代議士会長小平 忠正1942年3月18日63歳
参議院議員会長江田 五月1941年5月22日64歳
参議院幹事長輿石 東1936年5月14日69歳
平均年齢53.8歳